夏休みになると、「一日に何時間勉強したか」が話題になりがちです。
「夏休みなのだから、もっと長く勉強しないといけない」
「周りの子は何時間くらい勉強しているのだろう」
「計画を立てたのに、思ったほど進んでいない」
そのように感じる生徒やご家庭も多いのではないでしょうか。
もちろん、学習時間を確保することは大切です。
しかし、夏休みの学習で本当に差がつくのは、長時間頑張れた日が何日あったかだけではありません。
毎日の学習を続けられたか。
学ぶ順番を決められたか。
間違えた問題をやり直したか。
計画どおりにいかないときに、修正できたか。
こうした「続け方」が、夏休みの学習を2学期の成果につなげます。
時間があることと、勉強が続くことは同じではありません
夏休みは、普段より自由に使える時間が増えます。
そのため、夏休み前には「毎日たくさん勉強しよう」「苦手なところを全部終わらせよう」と、大きな計画を立てることがあります。
ところが、実際に夏休みが始まると、部活動や大会、家族の予定、学校の宿題などが重なります。
生活の時間帯も学校がある日とは変わるため、思っていたとおりに勉強を始められない日も出てきます。
最初の数日は頑張れても、予定が一度崩れたことで、その後の勉強まで止まってしまうこともあります。
これは、やる気が足りないからとは限りません。
一日の予定に対して学習量が多すぎたり、何から始めるかが決まっていなかったり、遅れたときの直し方が決まっていなかったりすることも原因になります。
夏休みは長いからこそ、最初に立てた計画を守り続けることだけでなく、実際の生活に合わせて計画を直していくことが必要です。
計画どおりに進まなくても、失敗ではありません
夏休みの途中で、「思ったより勉強できなかった」「予定していたところまで進んでいない」と気づくことがあります。
そのときに、遅れた分を一度に取り戻そうとすると、一日の学習量がさらに増えてしまいます。
無理な計画になれば、始めること自体が負担になり、また翌日へ先送りしやすくなります。
大切なのは、最初の計画に戻すことではありません。
今の時点から、残りの日数で続けられる計画に作り直すことです。
まず、ここまでにできたことと、まだできていないことを分けます。
次に、できていないことをすべて並べるのではなく、夏休み中に優先して取り組むものを絞ります。
そして、部活動や家庭の予定を確認しながら、一日に進める量を決め直します。
予定より進まなかったことは、計画を見直すための材料です。
計画を立て直すことができれば、気づいたその日から学習を再開できます。
夏休み後半は、新しい問題より復習の順番が大切です
夏休み後半になると、残りの日数が気になり始めます。
まだ取り組んでいない問題集や、新しい単元へ進みたくなることもあります。
しかし、学習した範囲を増やすことだけが、夏休みの成果ではありません。
一度取り組んだ問題を自分の力で解けるようにすることも、大切な成果です。
後半の学習では、次の順番で復習内容を確認すると、優先順位を決めやすくなります。
一つ目は、宿題や問題集で間違えた問題です。
解説を読んで終わりにせず、何も見ないでもう一度解けるかを確認します。
二つ目は、1学期の中で苦手だった単元です。
すべてを最初からやり直すのではなく、つまずいたところまで戻って確認します。
三つ目は、英単語や漢字、理科・社会の用語などの暗記です。
一度にまとめて覚えようとせず、短い時間でも繰り返して思い出す機会を作ります。
新しい問題を次々と進めるより、間違えた問題や苦手な内容を一つずつ減らす。
この復習が、2学期の授業を理解するための土台になります。
振り返りがあると、学習を途中で修正できます
学習を続けるためには、計画を立てるだけでなく、短い振り返りを入れることが大切です。
一日の終わりや一週間の終わりに、次のことを確認します。
予定していた内容のうち、何ができたか。
どこで時間がかかったか。
どの問題がまだ解けないか。
次は何から始めるか。
振り返りは、できなかったことを責めるためのものではありません。
次の学習を始めやすくするために、やることを整理する時間です。
前の日にできなかった内容があっても、優先順位を決め直せば、次の日の行動につなげられます。
「計画を守れたか」だけでなく、「必要に応じて計画を直せたか」を見ることが、長い夏休みには必要です。
最後の1週間は、勉強と生活を学校モードへ戻します
夏休みの終わりが近づいたら、宿題を終わらせることだけでなく、2学期の生活へ戻る準備も始めます。
夏休み中に起床時間や就寝時間が遅くなると、学校が始まってから朝の準備や授業への集中が難しくなることがあります。
最後の1週間は、起きる時間を少しずつ学校がある日に近づけます。
また、午前中や学校から帰宅する時間帯など、2学期にも続けやすい時間に勉強することも意識します。
学校の宿題は、終わっているかどうかだけでなく、提出するものがそろっているか、直しが必要なところはないかまで確認します。
さらに、2学期の最初に学ぶ内容へつながる単元を短時間でも復習しておくと、授業へ入りやすくなります。
夏休みの最後に生活と学習の時間帯を整えることが、2学期のよいスタートにつながります。
夏休みの努力を、夏休みだけで終わらせない
夏休みに頑張ったことは、夏休みが終わった瞬間に完成するものではありません。
間違えた問題を解き直す習慣。
短い時間でも暗記を続ける習慣。
次に取り組む内容を決める習慣。
一週間の学習を振り返る習慣。
こうした行動を2学期にも残すことで、夏休みの努力が次の定期テストや実力テストにつながっていきます。
夏休み中だけ特別に長時間勉強し、学校が始まったら元の生活へ戻るのではなく、2学期にも続けられる形を一つでも作っておくことが大切です。
たとえば、「帰宅後に英単語を確認する」「通塾した日は間違えた問題を一問解き直す」など、行動と時間を具体的に決めます。
続ける内容を絞り、毎日の生活の中に入れることで、夏休みの学習を2学期の成果へつなげやすくなります。
さくら塾では、計画・実行・振り返り・修正を繰り返します
さくら塾では、最初に立てた計画をそのまま守らせることだけを目的にしていません。
生徒一人ひとりの目標や現在の理解度、部活動、家庭の予定、生活リズムを確認しながら、学習の進め方を一緒に整えます。
何を進めるのかを計画する。
実際に取り組む。
できたことと、難しかったことを振り返る。
次の計画を修正する。
学習習慣改善プログラムSHIPでは、この流れを毎週繰り返します。
夏休み中に予定が変わったり、思うように進まなかったりしても、その時点から優先順位と学習量を見直します。
通い放題の学習環境も活用しながら、家では後回しになりやすい学習を日常の中に組み込み、2学期にも続く学習習慣を作っていきます。
夏休みは、2学期の学習を始める期間です
夏休みの学習で大切なのは、何時間勉強したかだけではありません。
予定どおりに進まないときに立て直し、必要な復習を選び、毎日の学習を続けられたかどうかです。
夏休み前半に思ったほど勉強できなかったとしても、気づいた時点から十分に修正できます。
後半は、間違えた問題や苦手な単元の復習を優先する。
最後の1週間は、生活と学習の時間帯を学校モードへ戻す。
そして、夏休みに身につけた行動を一つでも2学期へ残す。
「夏休みで終わる勉強」ではなく、「夏休みをスタートにする勉強」へ変えることで、夏の努力は2学期の成果につながっていきます。
夏休みの計画を一度立て直したい方、今の学習を2学期へどうつなげればよいか整理したい方は、ぜひご相談ください。
夏休みの学習を立て直し、2学期につながる勉強の形を一緒に整えます。
無料相談・学習診断のご案内を見る