講習は本当に必要なのか
“講習”は本当に成績を上げるのか?(12月コラム)
さくら塾では夏期・冬期といった期別講習や、大量の宿題は一切実施していません。それでも、学年1位、高高・高女への合格といった高い成果を生徒たちは着実に出しています。一方で、外の塾では「大量の講習や宿題に取り組んだのに順位が下がった」という声を聞くことも少なくありません。そこで私が常に感じる疑問があります。
――受験勉強に“講習”は本当に不可欠なのか。
講習は、通常の月謝とは別に高額な費用を払い、短期間で学習量を一気に増やすイベントです。しかし、そもそもこの短期間学習に“高い学習効果”を期待すること自体に無理があるのではないでしょうか。
人の脳は、コンピュータのように短期間で大量の情報を記憶することが得意ではありません。ましてや受験知識を一気にインプットし、さらに得点につながるアウトプットまで短期間で習得することは現実的ではありません。それができるのは、もともと非常に優秀な生徒であり、そのような生徒は講習に通わなくても自宅学習で結果を出せるはずです。
それでも多くのご家庭が高額な講習に飛びつく理由のひとつに、学習塾側のマーケティングがあります。「講習に参加すれば疑問点が解決し、成績が上がる」といった宣伝文句は、保護者の方に“わからないことさえ消えれば成績は伸びる”という錯覚を与えてしまいます。受験生であればなおさら、手っ取り早い成果を求める心理から、アウトプットに必要な時間を無視してしまいがちです。これこそが、講習が抱える大きな落とし穴です。
勉強とは、「理解できればできるようになる」ほど単純ではありません。
理解した知識を実際の問題で何度も試し、使える形に練り上げていく――この地道なアウトプットの積み重ねが不可欠です。
さくら塾が講習を行わない理由
以上の理由から、さくら塾では講習を設けていません。その代わり、平常時からの学習習慣づくりを徹底することに力を注いでいます。土台がしっかりしていれば、短期型学習は本来の力を発揮しますし、逆に土台がなければ、どれだけ講習を詰め込んでも成果は限定的です。
実際、前述のような高い成果を出した生徒たちも、講習には一切参加していません。
日々の努力の積み重ねこそが、最も確実で、最も成果につながる学習法であることを証明しています。
ぜひこの機会に、勉強の本質について改めて考え、お子様が着実に成長できる環境や塾選びについて検討いただければと思います。
