今回は学校の課題を一緒に進めて、5教科100点アップと合わせて、学年順位を40位上げた事例を紹介致します。この方法は平均点を目指すお子様に適した指導法と考えています。

 

塾での入会の手続きの時、当たり前のように塾の教材を購入していませんか。平均点を目指すお子様にとって日々の学習も十分できていないのに、わざわざ塾教材を増やして学習効率を上げることができるでしょうか。答えは「No」です。塾の主題等でむしろやらなければならないことが増えて、勉強する体力が少ないお子様のモチベーションは下がる一方です。平均点を目指すお子様にとって優先すべき学習は、新たに学習を増やすことではなく、今の学習をきちんと完成させてあげることです。今の学習とは、宿題として課される学校のワーク系の学習や単語や漢字練習などです。

 

勉強しているのに、平均点に届かない典型的な学習パターンとして、学校のワークを定期テスト2週間くらい前から一生懸命頑張る学習方法があります。これは普段まったく運動していない人が、急に10km走りなさいと言われているようなものです。 運動と同じで、そもそも勉強する体力がないので頑張り続けられませんし、勉強の仕方も分かっていないのでかなり効率が悪いです。それで2週間頑張ってみたところで結果はたかが知れたものとなります。その結果を見て、お子様を叱ってみても試験の2週間前にはすでに決着のついていることなので、お子様はどうすることもできません。

 

まず学習習慣がないお子様には学校のワークを毎日させる習慣を身につけさせます。今日学校でやった内容であればより少ない労力でワークを進めることができます。少ない労力であれば、毎日にコツコツ積み上げることもできます。そうすると、テスト2週間前までにはけっこう頑張れる体力がついているものです。その体力を使って残りの期間でラストスパートかけていきます。

 

今回は、毎日の学習が理解できるようになって、その自信が次の日の勉強のモチベーションへとつながっていった事例となります。おまけに学校の宿題もどんどん進むし、それも次の日のモチベーションにつながったのではないかと思います。勉強のお悩みはさくら塾にお気軽にご相談ください。