数学の定期テストが30点台から90点台へ飛躍した事例をご紹介致します。。約1年かけて取り組んだテーマは「質問力の向上」でした。
皆さんは分からない問題について質問したいとき、どのように質問をしますか?ご家庭でも、塾でも良いのでイメージしてみてください。「この問題が分からない」と質問することが多いかと思います。さくら塾に入塾したほとんどの生徒はこの質問から始まります。しかし、この質問のままでは数学の学力を伸ばすのに時間がかかってしまいます。なぜなら、問題のどの部分が分からないか明確になっていないため、塾からの解説も全体的な解説になってしまい、覚えるべきポイントが不明確になってしまうからです。覚えるべきポイントはできないポイントなので、次に似たような問題が出てきた時に高い確率で間違えます。この学習を繰り返していると、時間をかけてやっている割には点数が伸びないという状態になります。
さくら塾の授業では、質問を具体的にしていくトレーニングを行なっています。「どの問題が分からない?」で終わらず、「この問題のどの部分が分からない?」と質疑応答で進めていきます。慣れてくると、生徒から「この問題のこの部分が分からない」という質問になってきます。そうすると、解説がピンポイントで具体的になり、解説内容を理解しやすくなります。何を覚えるべきか、問題ではなく考え方のレベルで理解することができるので、特に数学や理科の計算単元では、思考力が伸び初見の問題に強くなります。
よく他塾の解説がわからないという保護者様からのお声をいただきますが、質問が「この問題が分かりません」になっていないか確認していただければと思います。問題を全体的に解説すると、覚えるべきポイントを一度に複数箇所解説していくため、分かりづらい解説になります。特に解説を熱心にしたがる講師は、一度に大量の情報を入れてくるので逆に分かりづらくなってしまう可能性があります。この質問力は一朝一夕に身につくものではありません。家庭教師やコマ割りの個別指導の授業数では、多額の授業料が必要になってきます。通い放題であれば授業料をそこまで気にする必要なくとことん質問しながら学力を向上させることができます。