個別指導塾でよくみられるお子様オリジナルのカリキュラムというものがあります。教室の責任者と相談して、お子様にピッタリ合ったプランを実行していく指導法です。一見良さそうなシステムに見えますが、これも落とし穴があるので注意が必要です。

 

そのプランを誰が最終的に決めたのかが大切で、教室の責任者や保護者が主導で決めたプランはうまくいかないことがあります。さらに毎回の授業についても、担当の講師や教室の責任者の主導で内容を決める場合もあまり良くありません。勉強に長けている人が決めるプランなのだからそれに沿ってやった方がいいのではという疑問が出てきますが、それ以前に、まずその内容をお子様が本当に学びたいと思っているのかということが大切であり優先されるべきことなのです。必要な勉強だというのは分かりますが、それをお子様本人が学びたいと思わなければ意味がありません。他人が決めたプランに責任はありません。いつでも諦めることができるし、失敗しても決めた人の責任にすれば良いだけです。

 

逆にお子様が学びたい内容であれば、テキスト・問題集の選定さえ間違わなければ、基本的にどの順番で学習させても大丈夫です。学びたい気持ちがあれば不足の知識を自ら積極的に補おうとしてくれますし、覚えるスピードも早くなり効率がよくなります。何よりも自分で決めたことなので責任を持って行動するようになります。

  

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